日本の麻＝精麻。鈴緒やしめ縄でも用いられるように、魔を祓い、魔を寄せ付けない素材として使われてきました。この美しい光沢感をくらしに活かすべく制作したのが今回の精麻飾りです。

制作は、京都で130年以上にわたり神仏仏閣麻製品を手掛ける株式会社山川の山川代表。麻福の定番アイテムとなりました「麻のしめ縄」も山川さんが手がけてくださっています。

【参考】麻の『しめ縄（注連縄）』
https://asafuku.jp/SHOP/D0030-1.html

おめでたい紅白の紐は、さりげないなくみえますが、熟練の麻職人ならではの技法が活かされています。現物に触れていただけますと納得いただけるかと思います。

紅白の紐には、神楽鈴を取り付けました。同じく京都の神楽鈴職人が手掛ける鈴の音色も癒されます。

鈴緒でも使われる「鈴」は、ご神前に吊るしたり、神楽の中で巫女が振るなどのように使用されて来ました。その清らかな音色から人の心を和ませるとともに、悪霊を祓（はら）う道具としても活用されてきました。

麻は栃木県鹿沼市の野州麻の一級品です。光沢感のある精麻を選りすぐり、無限大の印をつくるように巻き束ねています。

伊勢本店で飾ってみました。玄関などの大切な場所にいかがでしょうか。